令和7年度 会長所信
YEG 3C HEARTS
~ CREATE , CHALLENGE , COMMIT ~
令和7年度会長
松下 智哉
YEGは地域経済の発展の支えとなるため、若手経営者が集まり、活動の中で研鑽と交流を重ねることで、自社企業の発展につながることを目的としています。我々青年部は、「青年経済人」として地域社会からさまざまな課題解決や新しいことへの取り組みを求められています。「青年経済人」とは何なのか。「青年」とは人の成長過程における一時期のことであり、「経済人」とは経済的合理性、経済的打算の貫徹に終始し、自己の利益を極大化することを行動基準とする人間像です。つまり、我々はこの成長時期と共に経済的合理性を考えながら、過ごしていくことに尽力しなければなりません。しかし、その道中には多くの苦難や壁が待ち受け、合理性とはかけ離れ、迷走してしまうこともあるかもしれません。そのような中で、いかに「自分」を失わずに前へ進めるかが大切です。
YEGは同志の集まりであります。同じ時代を共に過ごす「青年経済人」としての悩みや相談はもちろん、ビジョンや考え方を共有し、自己の成長に繋げ、自社企業の発展へと繋ぐ場として活用していきましょう。また、加古川YEGは現在会員数が100名を超える組織であります。組織には「立場」というものが存在します。この「立場」を考えながら立ち回ることが、普段ではなかなかできない経験であり、一番の学びの部分ではないでしょうか。仲間と一緒に作り上げていくことの楽しさを共に経験していきましょう。
さて、令和7年度では「YEG 3C HEARTS」というスローガンを掲げさせていただきました。この「3C」とは「CREATE(創造する)」「CHALLENGE(挑戦する)」「COMMIT(積極的に関わる)」であり、この3つの「心」を胸に、活動していただきたいと思います。当年度では、近畿ブロック大会「ONE HYOGOかこがわ大会」を主管YEGとして開催するために、加古川YEGの絆がより必要となります。無難にやり過ごすのではなく、一人ひとりが積極果敢に挑戦をし、新たなカタチを創造していくことを心がけて活動しましょう。
加古川YEGは積み重ねてきた歴史と、幾度となく新たなものに挑戦し続けてきた伝統があります。その「心」を我々が受け継ぎ、そして未来へ託せるよう、熱い気持ちを込めた一歩を踏み締めていきましょう。
運営方針
組織への意識と共有
組織運営をする際に、一つの課題として組織自体への興味や関心が薄いことが挙げられます。永続的に組織運営していくためには、何のためにするのかをしっかりと共有する必要があり、それを伝えていく義務があります。情報共有のツールを活かし、内外に魅力を発信し、帰属意識の向上と加古川YEGの魅力を多くの方に知ってもらいましょう。
地域企業の未来をYEGから
経営者として自社企業の発展は一つの目標でもあります。メンバーが今、経営に対して何を求めているのかをしっかりと把握し、YEGで学んだことを自社企業に効果的に活かせる研修が必要です。青年経済人として研鑽を積み、学ぶ姿勢を忘れずに活動しましょう。
心から繋がる信頼づくりを
YEGでは多くの方々と交流できることが魅力の一つでもあります。ビジネスを広げるチャンスとして、「お互いをもっと知る」場を創造し、新たな可能性を見出しましょう。また、加古川YEGを支えてこられた先輩方と心繋がる時間を共に過ごし、次代を担う青年経済人としての気概を受け継ぎましょう。
掲げることの大切さ
変動する時代の中で我々が一つとなってメンバーを次代へ先導していくために、目標に向かって突き進むことが大切です。ビジョンを掲げることの大切さを理解し、加古川YEGのこと、地域のこと、そして日本のことを知ることで、目指すべき未来が見えてきます。令和8年度には加古川YEGも35周年を迎えます。今、我々が何を達成すべきなのかを共に考えましょう。
地域と協働し、育む
地域を盛り上げたい。地域を守りたい。この街にはこのような想いを持った方々がたくさんいます。この情報社会の中で「真」の情報を共有できるのは、やはり人と人が語り合ってこそであります。加古川YEGを常に支えていただいている諸団体の皆さま、行政の皆さまと理解しあい、互いの力で協働できる場を創造することが、地域の活性や地域課題の解決に必要ではないでしょうか。地域の未来のために積極的に関わっていきましょう。
商工祭の新たなステージへ
22回を迎える「商工祭 加古川楽市」は、色々な企画に挑戦しながら続けてまいりました。本年度は加古川の商工業のさらなる飛躍のために、「原点」を振り返り、加古川の企業が今まで以上に多くの方々と繋がり、もっと知っていただき、そして発展していけるような楽市に挑戦しましょう。
実施計画