Plan
平成23年度 会長所信
「守・破・離」Open the door
原点回帰、創意工夫、そして次代への扉を開ける!!
平成23年度会長
藤川 英典
日本商工会議所青年部が設立されて28年目の今年、我が加古川YEGは、設立20周年を迎えることとなりました。この節目の年に、先人が思い描き道を示した、綱領・指針、さらにYEGとしての気概や思いをきっちりと受け継いで実践して来られたかを検証します。またさらに時代に即した工夫や変化を遂げながら、次代への先導者として新しい扉を開いてゆく。これこそが地域経済をリードする若き起業家集団が担うべき役割であると考えます。
昨今、地球温暖化現象や、異常気象とも言われかねない気象災害が目立ち、大企業のみならず中小企業をも巻き込んで環境改善への取り組みが叫ばれ、まさに社会一般の福祉の増進に資する事が望まれる様になりました。さらに、日本国として、諸外国に対する姿勢や立場が問われるような諸問題が浮き彫りになって来ています。そのような社会情勢の中、我々青年部は一青年経済人として、我が街加古川に於いてどのような取り組みを行い、またどのようにして時代の要求に応えていくのかを日々模索・研究するため、常に心と頭のアンテナを張り情報を得、研鑽・実践して参ります。そうすることで、自社事業の発展・地域の人材育成の一助とし、ひいては地域社会の発展に寄与出来ると考えます。
文頭に述べました、かの維新の風雲児の言葉は、日本国が経済ではなく思想と武家社会によって動いていた時代に、まさに時代を牽引すべく発した言葉でありましょう。今日、維新後経済が地球を動かして来たであろう事を当たり前に捉えている我々が、今一度原点に立ち返り、故きを温ね新しきを知り、これからの時代に即した最先端の経済人たるべきではないでしょうか。
『守・破・離』とは、元々武道や茶道等、武芸の世界において使われていた言葉であります。
師の教えを守り、ただひたすら修練を積んで習得に励む時期“守”。教えを習得し、その教えの中から自ら創意工夫し、応用する時期“破”。そして、それら全てを踏んだ上で、その殻を破り、何にも捉われずに新しいものを生み出す時期“離”。
青年部にとっての“守”とは、先輩諸兄の教えを受け継ぎ、交流と連携をもって豊かな地域経済社会を築くことであると考えます。この20周年の節目に、時代に即した工夫や変化を盛り込み“破”とし、扉の向こうにあるまだ見ぬ輝かしき未来の地域社会に貢献する“離”に向かって、商工会議所青年部としてまた地域を支える青年経済人としてさらなる高みへと発展・成長し、次代への扉を開いて参ります。
実施計画
- 会議
- 通常総会:年に1回開催
- 臨時総会:必要に応じて開催
- 役員会:月に1回開催
- 三役会:案件に応じて随時開催
- 執行部会:月に1回開催
- 委員会:必要に応じて開催
- その他の会議:必要に応じて開催
- 事業
- 会員相互の親睦をはかるための事業の実施
- 研修・講演会等の開催
- 地域振興に関する事業の実施
- 広報活動
- 他青年部、他団体との研修・交流
- 行政等が実施する事業への積極的な参加・協力
- 設立20周年記念事業の実施
- その他関係諸事業の推進