Plan
年度別事業計画及び委員会方針
事業計画 (令和6年度)
初志貫徹
~ 感謝を胸に、共に未来へ ~
私は34 歳の時に加古川商工会議所青年部(以下加古川YEG と称す)に入会しました。多くの先輩方や現役メンバーがこの地域の発展のために知恵を出し合い、共に汗を流し活動している姿を見て、熱意を肌で感じ、たくさんの刺激を受けながら、「人は人で磨かれる」という言葉を実感し、活動を続けてまいりました。
加古川YEG は地域の方々や礎を築いてこられた先輩方、そして今を支える現役のメンバーとの出会いがあってこそ、様々な意見を交換することができ、新たなアイデア、気づきを生み続けることができる団体であります。
しかし、何かを生み続けることは容易ではございません。加古川Y EG を持続・発展させていくためにも、メンバーそれぞれが感謝の気持ちを胸に、切磋琢磨しながら活動できる環境づくりに励みます。
そして、未来の加古川YEG、未来の自社企業、このまちの未来をより明るいものに創り上げるために、成長した私たちが地域を牽引するリーダーとなり、共に未来へ邁進していきましょう。
事業計画 (令和5年度)
Just For Someone
~創造力と思いやりで持続可能な未来へ~
新型コロナウイルスは未だ影を潜めることなく我々の生活に影響を及ぼしています。しかしウィズコロナ、ポストコロナと言われるように制限されるだけの時期は終わり、今現在は対応を変えながら事業を行っております。今後もコロナの行方は予想することができませんが、負けることなく歩み続けていきます。昨今ではSDGsが世界中で唱えられ、今や大人だけではなく、子供たちも地球で平和に暮らし続けるための方法を模索しております。加古川YEGにおいても、SDGsを推進し、地球や地域、人々の暮らしが少しでも良くなるよう努め、YEG活動にも持続可能な目標を持って臨みたいと思います。
持続可能とは容易くはありません。ですがそれを可能にするために、誰かの顔を思い浮かべてほしいのです。家族や従業員、加古川YEGメンバー、また地域の方々やお世話になった方など、その時々によって変わるかもしれません。しかし、『誰かのために』という気持ちはきっと自分自身のためよりも力を発揮できると信じています。
加古川YEGメンバー全員の創造力を結集し、思いやりを持って活動することで、これまでの歴史を継承しながら、希望ある持続可能な未来へ進んでいきましょう。
事業計画 (令和4年度)
「未来永劫」
~我ら礎、次代を支える先導者として今~
これまで多くの諸先輩方が、地域の発展、自企業の繁栄に貢献をなされ、今日までの加古川YEGの礎を築いてこられました。心から敬意を表するとともに厚く御礼を申し上げます。
昨年度は私たちの住む地域においても、様々な制限がかけられる中、創立30周年記念事業、2年越しの商工祭「加古川楽市」、地域活性化事業などを開催させていただき、我々加古川YEGにとって、まさに節目の年となりました。
近年、全国のYEG会員数は減少傾向にありますが、私たち加古川YEGに於いては毎年多くの卒業生を送り出していながら、少しずつ会員総数は増え続けています。それは地域から必要とされる団体へと着実に成長している証です。
YEGとは「次代の地域経済を担う若手経営者・後継者の相互研鑽の場として、また、青年経済人として資質の向上と会員相互の交流を通じて、企業の発展と豊かな地域経済社会を築く」ことを目的としています。この目的こそが、我々の進むべき道であります。
しかしながら新型コロナウィルスの影響により、私たちの活動の根幹である交流の在り方さえも変化を余儀なくされました。思うような単会運営ができず、事業構築にも影響は生じています。責任世代である私たちにとって未曾有の事態でありますが、コロナ禍での形態の変化により、教育の場ではオンライン授業、社会の場でもリモートワークが推奨され、デジタル化が急激に早まったといわれています。また、都市集中型社会から地方分散型社会へと向かうことも加速されています。これは私たちの地域においてもチャンスだと捉えています。今まで以上に地域の資源を生かしながら、新しい価値を生み出していく必要があります。今までの常識に囚われず、時代が求める新しいYEGスタイルを構築する必要があると私は考えます。まずは創始の精神をよく学び、積極的に参加し、仲間との絆を構築しましょう。
創立からの歴史を振り返れば、何事にも臆することなく挑戦し続けた諸先輩方がいました。たとえ100年に一度の災禍に見舞われても、我々加古川YEGは歩みを止めることなく一歩ずつ前へ進んできました。先人たちの思いを胸に、新しい一歩を踏み出し、未来永劫語り続けられる団体を創ってまいりましょう。地域の未来を創るのは私たちです。
希望溢れる未来へ、次世代を担う子供たちのために、新しいYEG STORYが今始まります。
事業計画 (令和3年度)
「初志果敢」
~次代を担う、先導者への道~
さて、30年の歴史を人で例えると30歳です。社会に出て後輩もでき、色々な事が分かりだし、任されるようになる年。企業に例えると、希望に満ち溢れた創業期から売り上げを伸ばし事業を拡大してきた成長期を経て、未来への展望を考える成熟期にあたります。私たち加古川YEGも30年の節目を迎える今、私たちの郷土「加古川」の地で永続的に在り続ける団体となり、地域から必要とされる団体となるために、若い行動力溢れる私たちだからこそできる事、しなければならない事をしっかりと考える時に来ていると思います。
まずは立ち止まり、初心に帰り、創設の志を考える必要があると思います。自身を見つめ直し考える中で、忘れてしまっていたこと、見落としてしまっていたことに気づき、初志を改めて感じることができると思います。そして、やると決めた物事に対しては、決断力を発揮し、いかなる困難があろうとも乗り越え、突き進む事も同時にしていかなければなりません。
しかし、昨年より世界的流行をしております、新型コロナウイルスは、私たちの活動にとって、避けることのできない大きな障害になることは間違いありません。私たちは、この新型コロナウイルスという大きな障害を乗り越え、共存し活動をしていく必要があります。そのためには、従来と同じスタイルではなく、新しいYEGスタイルを構築しなければなりません。ピンチの時を新時代へ向けた改革のチャンスへと変換するべく、新しい社会システムやインフラ、デジタルツールの活用、感染防止スタイルの徹底など、新しい社会様式を取り入れ、新型コロナウイルスと共存し活動していくことが、次代を担う先導者としてのひとつの役目ではないかと私は考えます。
どのような逆境の中でも私たちは、歩みを止めてはいけません。YEGという旗印の下、自らの志と決断力で新しい活動、新しい常識を作り上げ、加古川YEGメンバーが一丸となり邁進していきましょう。
※ 「初志果敢」は、初志(しょし)貫徹(かんてつ) の「初志」最初に決めた志 と進取(しんしゅ)果敢(かかん)の「果敢」決断力を発揮し物事を行う事を合わせた造語
運営方針
- 自身を磨き、初志と想いを結集しよう
私たちが、加古川YEGの門を叩いた時の事を思い出してみてください。誰しもがそれぞれの想いを持ってYEGへ入会したことでしょう。その想いを胸に日々の活動をしましょう。
私たちは、地域社会をリードする青年経済人として、先導者にならなければなりません。そのためにはまず、自身を磨く事を怠ってはいけません。初心に帰り自身を客観的に見つめる、そして、教養を高める研鑽をしてまいりましょう。その中で、志を同じくする仲間と共に、YEGという旗印の下、意思を結集し一致団結してまいりましょう。また、そのYEG精神を対内だけでなく、日頃から私たちのYEG活動に多大なるご理解とご協力ご支援をいただいております、諸先輩方や、関係諸団体の皆様へ、感謝の気持ちを込めてお伝えしましょう。 - 30年という歴史から未来へ繋いでいこう
私たちは、本年、設立30年の節目を迎える事となりました。これは数々の歴史と文化の積み重ねによる結果です。この輝かしい歴史と感動をこれまで加古川YEGと関わってこられた方々と分かち合いましょう。その中で、立派に成長した加古川YEGを諸先輩方や、関係諸団体の皆様にお披露目し、加古川の未来への安心と期待を感じていただきましょう。そして、これから先40年、50年・・・と永続的に在り続ける団体へと成長するために、更なるご理解とご協力ご支援をいただけるよう、感動とおもてなしの心を持って感謝の意を表しましょう。 - YEGという旗印の下に集う仲間たちとの絆をつくろう
私たちには、多くの仲間たちがいます。この仲間たちはみなYEGという旗印の下に日々活動しております。日々集い、語り合い、切磋琢磨する中で一生の絆を作ります。この醍醐味を未だ見ぬ仲間にも伝えていきましょう。また、YEG活動に安心して参加できるのは、私たちの一番近い大切な存在である家族や、自企業の社員の方々のご理解とご協力のおかげです。この事は決して忘れてはいけません。常に感謝の気持ちを忘れずに行動しましょう。そして、もう一つ忘れてはいけない大切な存在、それはこれまでYEG活動に貢献してこられた本年度卒業されYEGを旅立たれる先輩(S51年会)の存在です。一生懸命にYEG活動をしてこられた先輩方に対し、感謝の気持ちを持ち、更なる絆を構築し、より一層の強い団体へと成長しましょう。 - YEG活動を広くPRし、地域社会へ貢献しよう
私たちの加古川YEG活動を広く内外へPRしてまいりましょう。アナログツールで出来る事とデジタルツールで出来る事をうまく融合させ発信してまいりましょう。そのためにも、両ツールの活用について深く研究しましょう。また、人と人の懸け橋となる、地域社会貢献事業を通して加古川YEGを広くPRしてまいりましょう。また、日本YEG関連事業の参加促進の核となり、加古川YEGを背負い出向している仲間たちの支援をしてまいりましょう。 - 地域社会から期待される加古川YEGになろう
私たちには、第18回を迎える加古川YEGの一大事業「商工際加古川楽市」があります。この事業は、既に加古川市民にとっての期待の事業となっております。しかし、社会は日々変化をしております、その時代や社会の要望、流れを汲み取り、立ちはだかる困難に対し果敢に挑戦し、新しい楽市を創り出すことで、加古川市民の皆様から、認められ、より期待される事業となるように衆知を結集しましょう。 - 加古川YEGが先導者となる
私たちは、30年の歴史の中で、無くてはならない団体へと成長しました。次なるステージとして、私たちを育ててくれた加古川へ恩返しの気持ち、経済人としての目線、そして、加古川をどこにも負けない街にするという想いを持って政策提言をしていきましょう。しかし、私たちだけの力では及ばない事も多々あると思います。想いを達成するために英知を結集する必要があります。そのために、産官学の連携を図り、多くの視点から今何が必要かを研究し、私たち加古川YEGが、先導者となり、加古川をリードし、明るい未来を創り上げてまいりましょう。
事業計画 (令和2年度)
「Challenge For Next」
~果敢に挑戦し次代を拓け~
中でも、自然環境として、平成30年の西日本豪雨や令和元年の台風19号による各地の浸水被害など、100年に一度の豪雨が毎年のように日本列島を襲う状況が続いております。また、社会環境としては、世界に類を見ない速度で日本の高齢化は進行し、人口の減少、とりわけ生産年齢人口の急減は、わが街 加古川でも看過できない段階に入っております。
そのような厳しい周辺環境の中、加古川商工会議所青年部(以下、「加古川YEG」)は一体何ができるのか。そして、何をすべきなのか。
YEG宣言趣旨には「一人一人のYEGは、自らの企業の発展を原点として、さらに地域社会への貢献を考え、それぞれの夢に若さと情熱をもって積極果敢にチャレンジし、経済人としての自己実現を図っていかねばならない。」とあります。
まず、一人一人の活動の原点となる自企業の発展のためには、交流と研鑽は必要不可欠な要素です。
交流においては、共に活動している同志との交流はもちろん、まだ見ぬ新入会員や加古川YEGを築いてこられた諸先輩方、支えてくれる家族や従業員、更には行政・地元企業・市民等の地域との交流など、多方面との交流を通じて、自企業の基盤強化とともに更なる関係性の構築に資する事業を積極的に行って参ります。
また、研鑽においては、自企業を更に伸ばすための学びはもちろんのこと、防災・減災を含む環境問題対策や、高齢化による事業承継の問題など、多くの経営リスク・経営課題と直面せざるを得ない時代の中、問題が発生したときに適切な対処を行い、自企業を守るための方策を学ぶことも、継続的な発展を通じた地域貢献を目指す我々の責務であります。
更に、「地域社会への貢献」については、加古川YEGの基幹継続事業である『商工祭 加古川楽市』の実施を通じて、地元企業のPRを行うことはもちろん、特に子ども達に、自分の住む街に魅力的な企業が多数あることを知ってもらい、次代の地域活性に繋げていくことを目指します。
また、地域社会が盛り上がるためには、当然のことながら、そこに暮らす人々の力がなくてはなりません。少子高齢化による人口の減少傾向は加古川市においても避けることができない状況であり、今後も慢性的な人手不足を引き起こす恐れが強いこの問題に対して、IT技術の活用を含めた業務の効率化を推し進めるとともに、外国人労働者の雇用や女性労働力の活用、学生の地元企業への積極的な就職などを含め、将来に渡る継続的な働き手の確保について考え続けなければなりません。そこで、25歳から45歳までの多数の青年経済人が在籍する加古川YEGが、その特色を活かして、貢献できることがないのか真剣に考え行動していきます。
そして、YEGには、加古川のみならず全国に約34,000名もの同志がいます。そのYEGのスケールメリットを存分に活用し、それを地域活性化に落とし込んでいくために、各種大会や他単会の事業への積極的な参加を促進し、自らの知見を広げるとともに、そこでの交流・研鑽にも務めていきます。
更に、本年度は、兵庫県商工会議所青年部連合会 会員大会を加古川で開催いたします。地域をPRするとともに、大会の主管単会として、準備・設営・運営を通じて更に強い組織へと成長する機会にしていきます。
単年度制である加古川YEGでは、29年という歴史の中でその年度特有のカラーがあり、諸先輩方が特色のある事業を実施してこられましたが、創設以来どの年度でも変わらないものは、「チャレンジ精神」ではないかと考えております。
失敗を恐れてチャレンジしないのではなく、失敗してもリカバーできる準備を皆で議論してしっかりと組み立て、その上で若さと情熱をもって積極果敢にチャレンジしていく。
そして、我々一人一人がその過程を存分に楽しみ、その想いが周りに伝播するからこそ、加古川YEGが地域になくてはならない団体となり、その結果、地域社会へ多くの貢献ができる組織になり得るのだと考えます。
そのチャレンジ精神と常に楽しむ心を忘れることなく、事業を構築・実施し、次代に想いをつなげていきましょう。